「いつか買おう」と思っているあなたへ。数年後、今の予算で家が建つ保証はどこにもありません。

こんにちは!”emoie”(エモイエ)の近江です。
人生で一番高い買い物であるマイホーム。「失敗したくない」と思って慎重になるのは当然のことです。 「子供が小学校に上がってからでいいかな」 「もう少し頭金が貯まってから……」
そうやって、購入のタイミングを「数年先」に設定している方も多いと思います。
ですが、不動産の現場にいる人間として、今の経済状況を見ていると、どうしてもお伝えしたいことがあります。 それは……
「数年後、家の価格がいくらになっているか、私たちプロでも予想がつかないくらいインフレが進んでいる」
という事実です。
「待てば安くなる」時代は、完全に終わりました。
日本は長年デフレ(物価が上がらない時代)だったので、「待っていれば安くなる」あるいは「価格は変わらない」というのが常識でした。 しかし、今は違います。強烈なインフレ(物価上昇)の波が来ています。
木材、コンクリート、ガラス、断熱材、そして職人さんの人件費。 家を作るためのあらゆるコストが、毎月のように上がり続けています。
「来年には下がるかも?」 残念ながら、その可能性は極めて低いです。世界的な資源高と、日本の深刻な人手不足を考えると、建築費は「これからも上がり続ける」と考えるのが自然です。
貯金のスピード vs 値上がりのスピード
想像してみてください。 あなたが一生懸命節約をして、年間100万円の貯金をしたとします。3年で300万円。素晴らしい努力です。
しかし、もしその間に、家の価格が年間5%ずつ上がってしまったら?(今の情勢だと十分にあり得る数字です)
3000万円の家だとしたら、
1年後:3150万円(+150万円)
2年後:3307万円(+307万円)
3年後:3472万円(+472万円)
3年で約470万円の値上がりです。 必死に300万円貯金したのに、家の価格はそれ以上に上がってしまい、結果として「買える家」のグレードを下げざるを得なくなる。
しかも、この3年間も貯蓄とは別に家賃を支払い続けなければなりません。
これが、インフレ時代の恐ろしさです。 「お金を貯めてから買う」という正攻法が、逆に損を生んでしまうのです。
「今買う」ことは、「価格を固定する」こと。
脅すようなことばかり言ってすみません。 でも、これが私が現場で肌で感じている危機感なんです。
だからこそ、もし「いつかは欲しい」と思っているなら、「今の価格で固定してしまう(=購入する)」ことが、一番の資産防衛策になります。
住宅ローンを組んでしまえば、購入価格はそこで確定します。 その後、世の中の物価がどれだけ上がろうと、建築費が高騰しようと、あなたの家の値段(借入額)は変わりません。
決断するなら、早いに越したことはありません。
「エモイエ」も、価格を維持する努力をしていますが、正直いつまでこの価格で提供できるかは分かりません。今後のプロジェクトでは価格を見直さざるを得ない可能性が高いです。
「あの時、買っておけばよかった……」
数年後、そんな後悔をしてほしくない。 だからこそ、あえて現実的なお話をさせていただきました。
「今なら、いくらで買えるのか?」 まずはそこを確認しに来てください。お待ちしています。
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