「住宅現場でよく聞く専門用語10選!(上級編)分かりやすく解説」
こんにちは。”emoie”(エモイエ)の平野です。
初級編・中級編と続いてきた**「家づくり専門用語シリーズ」、いよいよ今回は上級編**です。
現場監督や職人さん同士の会話で飛び交うような、ちょっとマニアックな言葉を集めました。
「知ってたら、かなり通!」という用語ばかりなので、ぜひ挑戦してみてください。

1.アンカーボルト
基礎と柱や土台をつなぐ太いボルト。地震や風で建物が基礎からズレるのを防ぎます。
2.根太(ねだ)
床板を支えるため、床組の大引きの上に一定間隔で渡す横木。床の強度に関わります。
3.胴差(どうざし)
柱と柱をつなぐ横架材。2階の床組を受けるなど、構造の安定に欠かせません。
4.火打ち梁(ひうちばり)
建物の隅に斜めに入れる梁。直角部分のゆがみやねじれを防ぎます。
5.ラス網(らすあみ)
モルタル塗りの下地として使う金網。外壁や内壁のひび割れ防止に役立ちます。
6.捨てコン
基礎工事の最初に打つ薄いコンクリート。構造強度には関係ありませんが、墨出し(位置決め)や作業性を良くします。
7.逆梁(さかばり)
通常とは逆向きに架ける梁。天井高さを上げたり、特殊なデザインを実現するために使います。
8.ハンチ
梁や基礎の端部に設ける三角形の補強部分。荷重を分散して耐力を高めます。
9.パラペット
屋上やバルコニーの外周にある立ち上がり壁。安全性や雨仕舞いに関わります。
10.是正工事(ぜせいこうじ)
検査や引渡し前に見つかった不具合や仕様違いを修正する工事。品質管理の最後の砦です。
上級編の用語は、図面や現場でしか耳にしないものも多かったかもしれません。
でも、知っておくと現場見学のときに監督や職人さんと“通な会話”ができ、家を見る視点も変わるかも!
シリーズもの読んでいただきありがとうございました!
次は、また別のシリーズもの考えていきます。お楽しみに。
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