Geminiにトイレの空き状況の作り方を聞いてみた

こんにちは!”emoie”(エモイエ)の近江です。

3月も半ばだというのに、ここ数日は雪が降りました。春の足音が聞こえてきたかと思えば、また冬が引き返してくる。北海道の3月とはそういうものかもしれません。今週も一週間、本当にお疲れ様でした。

「トイレが足りない」という、ちょっと情けない悩み

最近、会社でひとつ困ったことが起きていました。タイトルにある通り、トイレが足りないのです。

株式会社セクトは、地域の皆様に支えていただきながら、ありがたいことに仲間がどんどん増えています。2016年に現在の本社を建てた当時と比べると、本社だけで20人近く増えました。会社が賑やかになることは本当に嬉しいのですが、その分、思わぬところで渋滞が起きるようになりました。

席を立ってトイレへ行くと、ドアに鍵がかかっている。もともと使用中を知らせるランプもないため、行ってみて初めて「誰か入ってる」と気づく。それが重なると、じわじわとストレスになるものです。そのうちトイレを増設する工事でも考えなければ、と頭を悩ませていました。

AIに相談したら、1万円で解決した

ある日、発想を少し変えてみました。

トイレの数が足りないのではなく、使用中かどうかが分からないことが問題なのではないか。

JRの列車のトイレのように、自席から空き状況が確認できれば、わざわざ歩いていく必要もない。そう考えて、まずAI「Gemini」に聞いてみました。

「市販のセンサーを使って、トイレの使用状況を社内のスプレッドシートにリアルタイムで表示させることはできるか?」と。

返ってきた答えは、「SwitchBotの人感センサーとハブを使えば簡単にできます」というものでした。半信半疑のまま言われた通りのものを購入し、教えてもらったプログラムコードを指定の場所に貼り付けただけ。するとあっさり、スプレッドシートへのリアルタイム反映が完成してしまいました。

かかった費用は、センサーとハブ合わせて約1万円。

データが教えてくれた、意外な事実

さらに驚いたのは、その後でした。

せっかくなので使用頻度のログも記録してみたのですが、データを見ると、1日を通してそれほど埋まっている時間は多くないのです。混んでいるのは特定の時間帯に利用が集中しているだけで、トイレそのものが絶対的に不足しているわけではありませんでした。

AIがなければ、「足りない」という感覚だけを頼りにコストをかけて工事を発注していたかもしれない。データを見て初めて、問題の本質が見えました。

少し前なら、こうしたシステムは専門のプログラマーに依頼しなければならなかったはずです。それが今や、知識のない自分でも半日かからずに実現できてしまう。「プログラマーの仕事が減る」と言われる理由に、深く納得した出来事でした。

だからこそ、私たちは手で作ることにこだわる

この体験は、セクトが建築ブランド”emoie”を立ち上げた理由とも、深いところでつながっています。

AIが進化する時代に、奪われない価値とは何か。

私たちが出した答えのひとつは、「人の手で、丁寧に、良いものをつくること」でした。

一般的な建売住宅は、効率とコストを優先するあまり、どこか画一的な印象を受けることがあります。しかし”emoie”が目指すのは、そうした常識を覆す、住む人が本当に誇りに思えるような家です。非効率かもしれない。手間がかかるかもしれない。それでも、手作りのあたたかみと、圧倒的な熱量を込めてつくることが、私たちの存在意義だと思っています。

AIにできることはAIに任せながら、人にしかできないことへ、真剣に向き合っていく。そのバランスを探しながら、これからも歩んでいきたいと思っています。

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