買った日がピークのモノより、時間が経ってから良くなるモノが好きです。
こんにちは!”emoie”(エモイエ)の近江です。
すっかり寒くなってきたので、先日自宅の衣替えをしました。
ふと気づいたのですが、今期は新しい服をほとんど買っていません。 というのも、数年前から「多少高くても、長く使えるもの」を意識して選ぶようになったからです。
毎年のように新しい服を買い足すよりも、同じものを愛着を持って着続けて、使い込んだ味が出てくるほうがむしろかっこいいなと、最近は思っています。
「経年劣化」と「経年変化」の違い
誤解のないように言うと、新品が嫌いなわけでも、安い服が悪いと思っているわけでもありません。
最近のファストファッションは、安くておしゃれですし、作りもかなりまともです。 ただ、それでもやっぱり何年も長く着ようとすると、どうしても糸がほつれたり、首元が伸びたりして、だんだん「くたびれた感じ」が出てきてしまいます。
これは、時間が経つことで価値が下がる「経年劣化」です。
一方で、しっかりした生地の服やジーンズ、革製品なんかは違います。 洗ってシワが入ったり、色が落ちてきたり、細かい傷がついたりしたほうが、むしろ新品のときより雰囲気が良くなる。
こちらは「経年変化」です。
世の中には「買った瞬間が一番かっこいいモノ」と、「使ってからかっこよくなるモノ」の2種類があると思っています。 買った日が100点で、そこから先は使うたびに90点、80点と減点されていくモノよりも、使い込むほどに自分の体に馴染んでいくモノのほうが、付き合っていて楽しいなと思うのです。
家も、ジーンズや革靴と同じでいい
これ、家も同じなんじゃないかなと。
新築の引き渡しの日がピークで、あとは傷つくたびに「あーあ」とため息をつくような家は、やっぱりちょっと窮屈です。
たとえば、無垢の床や本物の木を使った空間。 生活していれば、物を落として凹んだり、傷がついたりすることは当然あります。でも、本物の素材って、その傷や日焼けすらもだんだん馴染んで「味」になっていくんですよね。
ジーンズのヒゲやアタリが出るのと同じで、家族が暮らした跡がそのまま空間のかっこよさに変わっていく。
それから、「飽き」との付き合い方も大事だと思っています。 私たちがつくる”emoie”(エモイエ)では、キッチンなどにポップな色使いを取り入れることもありますが、もし何年か住んで気分が変わったり飽きたりしたら、上から塗装して塗り替えればいいと考えています。
最初から「絶対に汚さない、変えない」と身構えるのではなく、傷ついたら味になるし、飽きたら塗り替えればいい。
新品のときだけチヤホヤされる家ではなく、ラフに使い倒して、10年後に「なんか今の方がいい感じだね」と言えるような家。 そういう住まいの方が、私の好みです。
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